すごく面白い。アクションムービーが好きな人は絶対観てほしいし、私のようにアクションに疎い人でも熱いスピリットに心湧く。
ハリウッド映画史をスタントウーマン視点から観られるのが面白い。
「カーアクションに慣れるコツは実際に車にはねられること」とか「男の俳優は長袖着てるけど女は超セクシーな服（でスタントしなきゃいけない）」とかも面白い。
作品を作るのに生身であたっていっている彼女たちだから、言葉にこもる熱が高い。
観終わってスタンディングオベーションしたかった。
「女性のほうが繊細な心で…」と女性が言うのはモヤったけど、本人がそう言うんだからしかたない。そこも超えて「“わたし”は繊細だから良いアクション監督だ」と言える時がきたら、新時代なんだと思う。女がアクション監督であることの良さを女が言わなくてはいけないのは、まだ性差別を現場が感じているからだろう。
「女のわりには」と言われたくない、鍛え続けるだけだと言ったスタントウーマンたちがかっこよかった。
心の中にスタントウーマンを持っていたい。
