地球外生命体

栗の森のものがたりの地球外生命体のレビュー・感想・評価

栗の森のものがたり(2019年製作の映画)
3.1
イタリアとユーゴスラビアの国境に位置する広大な森を舞台に、ケチな棺桶職人と夢見る栗売りの人生を絵画のような映像美でつづった大人の寓話。

フェルメールやレンブラントといったオランダ印象派の画家に影響を受けたというスロベニア出身の新鋭グレゴル・ボジッチ監督が、ロシアの文豪アントン・チェーホフの短編にインスピレーションを受け、人生の機微をメランコリックに描き出す。

2021年・第93回アカデミー賞国際長編映画賞のスロベニア代表作品。

1950年代、美しい栗の森に囲まれた国境地帯の小さな村。長引く政情不安から多くの人々が村を離れていく中、老大工マリオは家を飛び出したまま戻らない息子からの連絡を待ち続けていた。一方、栗売りのマルタは、戦争へ行ったまま帰ってこない夫からの手紙と数枚の写真を手がかりに、現在夫が住んでいると思われるオーストラリアへ旅立とうとしている。ある日出会ったマリオとマルタは互いの境遇を語りあい、やがてマリオはマルタにある提案を持ちかけるが……。

★2019年ソロベニア国際映画祭
 男優賞(マッシモ・デ・フランコヴィッチ)
 作品賞
 監督賞
 編集賞
 撮影賞
 美術賞
 コスチュームデザイン賞
 メイクアップ賞
 音響賞
 音楽賞
 観客賞
★2019年タリン・ブラックナイト映画祭
 初作品賞
★2020年なら国際映画祭
 審査員賞
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