人気絶頂の作家アガサ・クリスティが、夫と娘を残して突然失踪した有名な事件をベースに、クリスティの半生を描いています。
描き方は事実をもとにしたテレビの再現ドラマみたいなもので、クリスティの半生を知るには良いと思いますが、よく知っている人にとっては、だから何、という感じかもしれません。
興味深かったのは、クリスティは第一次大戦中、看護師として戦場に出向いており、そこで薬学を学びのちに小説に生かしたということ。
松本清張も二次大戦で徴兵され、一年間は衛生兵として配属されて医学・薬学を学んだといいますから似ています(ちなみに横溝正史は実家が薬屋)。
クリスティを演じたのは、『天才マックスの世界』でマックスが憧れた美人教師のオリヴィア・ウィリアムズでした。