見切り発車

共謀家族の見切り発車のレビュー・感想・評価

共謀家族(2019年製作の映画)
4.5
映画のために作られた映画、いや、映画のために犯された犯罪と言ってもよいかもしれない。
一家の主といい、いばり散らしてる下級警官といい、キャラが立ってて素晴らしいのと、犯罪を犯している側にどうしても感情移入させてしまうストーリー展開、構成も素晴らしかった。スリラー映画とはこのことですね。
中国映画の範疇にあって舞台がタイを思わせるというのも、それから役者が台湾から実力派俳優の黃健瑋、施名帥を起用しているあたり、やはり当局の検閲の厳しさを思わせるところではある。
中国映画週間以外では日本公開されていないのがもったいない。
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