肉の旨味

いつか、どこかでの肉の旨味のレビュー・感想・評価

いつか、どこかで(2019年製作の映画)
4.3
リム監督が、以前大学の授業で講演されていて監督自身すごく面白く興味深い人だったので、やっと作品を見れた、という思いがまずある。

見終えた感想は、匂いや気持ちが全部伝わるような柔らかい映画だなぁと思った。こういうゆっくりとした、柔らかく、でもキラキラしすぎていない、出会いと別れのバランスがとてもいい映画だと思う。久しぶりにこんなに柔らかい映画に出会えた気がした。

自分も今まで20カ国の国を訪れてみて、主人公と同じようなシチュエーションに出会うことが多く、共感と懐かしさがすごくあったなぁ。そのとき、その場所で触れる人の優しさや文化を肌で味わう感覚を久しぶりに思い出した。現地の人やその場で出会う人との出会い、次の日には一緒に何処かに行ったり、レコメンドされたところに足を伸ばすあの感覚、日本では到底できないけれど海外では流れに身を任せ、その土地を味わうことは、今思えばすごく貴重な体験で、後々自分の人生を彩る要素になるなぁと、映画を見ながら思いました。

2021/01/27 14本目
肉の旨味

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