ももいろりんご

マスカレード・ナイトのももいろりんごのレビュー・感想・評価

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)
3.5
2日続けてホテルコルテシア東京にチェックインしてきた(観てきた)よ!
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=STORY=
大晦日。刑事の新田(木村拓哉)は潜入捜査のためホテルのフロントにいた。このホテルでの捜査は2度目。フロント業務もなんとかこなせる。
今回の事件の始まりは警察に届いた匿名の密告状で、「数日前に都内マンションで起きた殺人事件の犯人が、このホテルの年越しカウントダウン・パーティー『マスカレード・ナイト』に現れる」というもの。新田は、前回、フロントの教育係だった山岸尚美(長澤まさみ)と再会。コンシェルジュになっていた直美と事件解決にあたる。
パーティーの参加者は約500名、全員が仮装での参加がルール。パーティーが始まる前に犯人を探せなければ、まさかの事態も起こり得るが、次から次へと正体不明の怪しい人間 -容疑者たち- がホテルに集まってくる。
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前作「マスカレード・ホテル」に続くシリーズ2作目。地上波で「〜ホテル」を観たので勢いで観に出かけました!2作品ともおもしろかったです!
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「ホテルに来るお客様は、誰もが仮面を被っている」
ホテルマンはお客様のその素性に触れることなく、ホテルで過ごす最高の時間とサービスを提供するために尽くしていました。だから「無理です」「できません」は口にしてはいけない。
いやぁ…大変な仕事だなぁ。
実直なホテルマンの尚美と、目つきの悪い刑事の新田のコンビは、なかなかおもしろい!1作目は、2人の初顔合わせからお互いを理解していく工程がよかったのだけど、2回目ともなると、もうお互いがどう動くか、あうんの呼吸。そこに尚美のライバルで優秀なフロントマンの氏原(石黒賢)が登場し、新田を煙たく扱ったり。前回から続投の小日向さんや他の役者さんも抜群の安定性、その分、容疑者のキャラの深掘りがされてました。
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全ての人を疑う刑事と、全ての人(お客様)を信じて尽くすホテルマン。その立ち位置は真逆であり、葛藤。でも答えはシンプル。お客様の命を守る!その一点において違いはないのだから、アプローチは違えど、協力はできるはず。警察側とホテル側の協力体制も見所です。
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ただ、殺人事件の犯人を探してるのに、被害者の存在と殺害理由、関係性が話に埋もれてしまって、恥ずかしながら、私、途中で迷子に…。すっごいドキドキしたのに、犯人がわかってから頭の中のハテナ❓が飛びました…。
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石橋凌、渡部篤郎、沢村一樹さんらのイケメンおじさま御一行もいいが、女性陣の木村佳乃、麻生久美子、高岡早紀、田中みな実がまた素晴らしくクセがあり、怪し過ぎた💦(個人的には頑張ってる博多華丸さんとフロント続投の東根作寿英さんが何気にポイント高い)
まさみちゃんのようなコンシェルジュがいたら、私もワガママ言ってみたい!
そして相変わらず、キムタクはキムタクである😏(←褒めてる)
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ホテルを訪れる人は仮面をつけ、そのひとときを楽しむ…か。先日、都内のとあるホテルでお茶した際の、緊張感に溢れたドキドキはそういう理由だったのか!(場違い過ぎていたたまれないのを耐えつつなんとなくハイソな仮面!?)
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今回も明石家さんまがカメオ出演しています。今回はわかりやすいです。