東野圭吾の「マスカレード」シリーズ第3弾の映画化。
ホテル・コルテシア東京のカウントダウン・パーティ「マスカレード・ナイト」に、練馬のマンションで女性を殺害した犯人が現れると、警視庁に密告状が届く。
刑事の新田は潜入捜査のため、またコルテシア東京のフロントに立つことになる。今回もコンシェルジュになった山岸の協力で捜査を進めるが・・・。
「マスカレード」シリーズ映画化第2弾。
原作と違って大晦日の1日に絞ったことが奏功し、前作よりも本筋がよりハッキリして、更に全体のテンポも良くなった印象を受けました。
魅せ方、映像としての伏線の張り方、キャスティングの工夫と、前作よりもより素直に楽しめました。
また前回同様にホテルロビーのセットがしっかり作られていて、その中でのカメラワークが楽しい。
内容の性質的に、各キャラを深く掘り下げる構成にはできないところが難しいところではあったと思いますけど、全体的にしっかりまとめ上げられていたように思われます。
そしてキムタクはキムタク。これはもう誰にも真似できない伝統芸とも言えるのでは、などと思ったりしてるので、ここは一つ更なる続編のために東野圭吾氏には、新たな長編を書いてもらいたいものです。でも流石に同じホテルで3回も事件は起こらないか（笑）。
