前作に引き続き、スーパー豪華キャストで観客数稼ぐ、テレビ局のお家芸で作り上げた、ヒット映画の作り方のお手本のような作品。場所がホテルに限定された分、金とリソースをそれ以外に爆盛りできた感があり、だいぶ無駄遣いしましたねーって感じが素人目にもわかる。
お話は、概ね前作同様の流れだが、ホテルマンと警察機関のギクシャクした価値観の違いを描く前半のストーリーは、初版である前回に軍配。2作目はどうしても「前回の続き」になってしまうところ。長澤まさみとキムタクの掛け合いは特に既視感強く、もちょっと違ったスパイスが欲しかったかなあ。
キムタクの演技はいつも通りっていうかこの人はいつもキムタク役ひとつしかないので、コレはコレで役割としても、今回はなによりも麻生久美子が秀逸。ちょっと鳥肌立ちました。
沢村一樹はまたしょーもない役やってんなー、似合ってんなーと思ってたら、ラスト役的に職層上がった感じが意外性あって良い。
全体的に上手くまとまってた映画だったのではないかな。