とりん

マスカレード・ナイトのとりんのレビュー・感想・評価

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)
3.6
2021年77本目(映画館21本目)

主演の木村拓哉、長澤まさみを中心に、警視庁の方々、ホテルマンの方々は続投し、そこに新たなキャストを加えての2年半ぶりの続編。
前作同様ホテルに来るちょっとした客やこんなとこにまでというところに有名人やベテラン俳優が出てたりする。
なんだかんだやっぱキムタクのホテルマン姿はかっこいいいし、犯人と疑うあの目つき、目力にやられてしまう。長澤まさみも今回はコンシェルジュに昇進しており、役も板についている。
後は前作から続投してる渡部篤郎だったり、ホテルの客に麻生久美子だったり、いろんなとこに好きな俳優陣がいるのも嬉しい。こういう出演者の部分だけでも観てて楽しかったりする。
内容としてはさすが東野圭吾原作なだけにしっかりはしている。原作はシリーズどれも未読だけど。個人的にはまとまり方も前作より好きだったかもしれない。すごい壮大なサスペンス感は醸し出しているけど、良い塩梅の謎解きというか、なるほどなと思わせてくれる。壮大な感じは音楽からも来ているかな。あんまり深みはないし、重厚なサスペンスと比べると見劣りや物足りなさはもちろんあるけど、エンタメ感考えるとバランスは良いと思う。
話がどんどん進むにつれて、オチとかも予想がつき出すけれど、それでも持って行き方や見せ方も上手いので、最後まで楽しめる。
ちなみに本作は前作の続編ではあるものの、原作シリーズでは3作目に当たるもので、2作目である「マスカレード・イブ」はスキップしているので、こちらも是非映画化して欲しいな。
キムタクの社交ダンス姿が観れるのも良きでした。
とりん

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