冒頭のダンスシーンから冗長。
ファン向けなのかもしれないが早速に興を削がれる。
その後のストーリーは二転三転、テンポもある展開で意外にダラけずに見られていたが、クライマックスのダンスシーンでズッコケる。
踊ることによって決定的な証拠が出てきたり、観念して証言を引き出す訳でもなく、リミットが迫る中でそんな余裕ないだろう、と。
仮面舞踏会が舞台の中、更にジェンダーという仮面を重ねるのは設定として面白いが、それならば事前にもっと匂わせる演出も出来たろうにもったいない。
新年のタイムリミットが迫る中、部下の刑事たちに檄を飛ばしつつ「事件解決して良い新年を迎えよう」とニッコリ笑って締める渡部篤郎の笑顔はステキでした。