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フィールズ・グッド・マンの87のレビュー・感想・評価

フィールズ・グッド・マン(2020年製作の映画)
4.0
凄く面白かった。

特に創作活動を行うすべての人に観てほしいし、観るべき作品だと思う。
著作権も制作者の権利もインターネットもわかっているようでわかってない、今作のマットのように楽観的で若くて才能あるアーティストっていっぱいいるから、今作を観て「自分の作品の守り方と対策」を学ぶことができると思う。

同時に現代のインターネット社会の中で考えなしにミームを発信・利用している事が誰しもあるだろうから、改めて気をつけなければという自戒。

この映画はドキュメンタリーとしてはもちろんのこと、アニメーション作品としても本当に素晴らしい。
ぺぺを始めとした「ボーイズ・クラブ」の面々が動き出すことで、元々の魅力が最大限に引き出されてて、「ちょっと怖いかも…」と感じていたキャラクター達がどんどん愛おしく見えて、心を鷲掴まれる。

そして、作者のマット・フューリーの(ベースは西海岸のチル&ハッピーな若者さながらだけど笑)温和で繊細で争いを好まない優しすぎる人柄も本当に魅力的。『優しすぎるからこんな事になるんだ』とか『ぐずぐずしてるからだ!もっと怒っていいんだぞ!』なんて口が裂けても言えないよ…。

ちなみに、たまたま運良く特別映像付きの回で見れて、「好きな日本の作品は伊藤潤二の『うずまき』です」って優しい笑顔で言ってたのが最高だった
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