いずみ

ブレット・トレインのいずみのレビュー・感想・評価

ブレット・トレイン(2022年製作の映画)
3.7
素敵なご縁に恵まれ、先日、京都で行われたレッドカーペットへの参加が叶いました。

ブラット・ピット、アーロン・テイラー=ジョンソン、真田広之さんからサインを頂き、写真まで撮らせいただいたのですが、未だに実感が湧きません。

それはさておき。

訪れる先々のジャパンから分泌される、致死量を遥かに上回る“トンチキ”を、これでもかと言わんばかりに過剰に摂取させられる、ぶっちぎりの生涯ベストトンチキジャパンムービーでした。

「また刀だ」「伝統芸か」

そんなやり取りに、伝統芸にしているのはそちら様ですよ。という野暮なつっこみをつい入れてしまいましたが、そんなやり取りにすら、嬉しさが溢れて止まりませんでした。

何を隠そう、私は、トンチキジャパンに目がないのです。

原作の『マリアビートル』はまだ半分しか読めてはいないんですが、初登場シーンから読者の心を掴んで離さない〈蜜柑〉と〈レモン〉を、より魅力的なキャラクターとして描いてくれたことに、感謝の気持ちでいっぱいです。

原作ではアクション描写はほとんどなく、心理合戦で物語が進むため、もし原作を読んでいなければ、少し物足りなさを感じてしまったかもしれません。

逆に、原作を読んでいたおかげで(途中までですが)「よくぞここまでのアクションを盛り込んでくれた」と感激すら覚えたので、今後もし原作が存在する作品を観に行く場合は、なるべく事前に目を通してから行きたいなと思いました。

これから『マリアビートル』の続きを読みますが、一緒に〈殺し屋シリーズ〉の『グラスホッパー』と『AX アックス』も購入しているので、いずれの作品も、読むのが楽しみでいっぱいです。

既に日本で実写化された『グラスホッパー』ば爆死したようなので、是非ともデヴィッド・リーチ監督に、他2作品の実写化をお願いしたいです。
いずみ

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