せびたん

ウィジャ・シャーク 霊界サメ大戦のせびたんのレビュー・感想・評価

3.0
みんな大好きサメ映画とオカルト映画の合体だっ!

テンションあがりますよね?

でも期待しすぎてはいけません。
中身はジャケで想像つく通りのZ級です。
冒頭のシーンは「え?何これ?ホームビデオ?」みたいな錯覚起こすクオリティ!
肝心の残虐シーンはすべて間接表現!このいらない奥ゆかしさよ!
そういうのが特徴の映画でした。

とはいえツッコミどころが多すぎて楽しく見れたのも事実です!
誰かと一緒に見るとさらに楽しいかも。

そうそう。忘れられないツッコミどころがありまして…。
食事が終わった直後の食卓から皿を片付けるところから始まるシーンなんですが、皿がまったく汚れてなかったんです。
1ミリもです。
テーブルの上には食べ残した料理もなければ調味料もなかったですし。まるで食べ残した皿(皿を食べていた)を片付けているかのような不思議な違和感があってツボでした。皿食い女子大生VSウィジャシャーク。なんちて。

女子大生役の5名の方々は、もちろん誰ひとり女子大生には見えなかったです(Z級映画あるある)。そして眼鏡っ娘を除いた4人の女子大生のルックスやキャラが完全にかぶっておりまして、私には見分けるのが困難でした。もっとも見分ける必要なかったので、そこは問題ありませんでしたっ。

また倍速機能と作品との共依存(と書いて「コラボ」と読む)も堪能できました。映画と倍速機能がこんなにも美しく共依存(コラボ)するなんて!
深海の片隅に人知れず成立する小さいが完璧な閉じた生態系(と書いて「エコシステム」と読む)のようだなって感心しました。
せびたん

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