大仰でまったく共感できず置いてきぼりをくった映画を観た後だったせいか、等身大の登場人物、ありがちなストーリー、間の多さが逆に心地よかった。ドラマと映画の違いは色々あるけど、間は大事だと思う。人の心に寄り添うには。まぁ、それが退屈だという人もいるだろうけど。
エモいと一言でまとめてしまうとなんだけど、自分のような中高年からすると、こういうこともあるだろうなとか割と感情移入しやすかった。実際経験した人もいるかも。同世代が観ると逆に退屈なんだろうか。他の人達のレビューを読むと、関西弁の出来がよくないということに触れた人が多くて興味深かった。自分は関東だからまったく気づかなかった。
あと、主演女優と監督の関係性についてふれているレビューも興味深かった。今はアウトな方向性だから、それも含めて興味深かった。