若き日のビートたけし(柳楽優弥)と師匠
である浅草芸人・深見千三郎(大泉洋)との出会い、ビートたけしが売れていくまでの物語。
世間的な知名度は高くない深見千三郎という人物を本作で初めて知ったのですが、大泉洋さんの渋さと面白さがマッチしていた。こんな粋な人が浅草にいたんだなあ。
柳楽優弥さんもビートたけしさんの特徴的な語り口や言動をモノマネにならないギリギリのラインで攻めていてめちゃくちゃ良かった。たけしさんにしか見えなかった。素晴らしい。
物語の展開としては無難な方だと思うけど、師匠の教えを全身全霊で受け止めて、それでも前に進んでいくところがめちゃくちゃ良かったなあ。「師匠に鍛えてもらったんで」のところとか。
本作は劇団ひとりさんが監督と脚本をされていて、ちゃんと漫才ができる人ということで選んだビートきよし役のナイツ土屋さんが大正解だった。漫才を題材にした映像作品でありがちな「なんかこれじゃない」感がまったくなく、安定感と説得力が半端じゃなかった。
要所要所で登場する「現在」のビートたけしが似すぎていてびっくりした。あの方は何者?
一瞬ビトタケシさんかと思いました。笑
以下は個人的なメモ
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「芸人なら芸で笑い取れ」
「笑われんじゃねえんだよ。笑わせるんだよ」
「芸人だよバカヤロー」
ちゃんと漫才ができる人ということで選んだナイツの土屋さんがバッチリハマってる。
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