浅草フランス座を舞台に若かりしビートたけしと師匠である深見千三郎の出会いから漫才コンビツービートとしてブレイクするまでを描いた作品
監督はビートたけしからの影響を公言している劇団ひとり
自分はビートたけしの全盛期をリアルタイムで見ているわけではないので、若手時代のヒストリーや深見さんの人となりなどが新鮮に映った
柳楽優弥のビートたけしの動きと喋り方を完全コピーしているのが圧巻
ビートたけしの演技指導をしたのが松村邦洋というクレジットを見て納得したけどそれでも凄い
そしてビートたけしの相方ビートきよし役のナイツ土屋の演技が上手い
メガネをかけていないので気づかない人も多いらしい ツービートの高速漫才を再現するために漫才師を起用したかったという監督 劇団ひとりの期待に応える様な演技
門脇麦の演技も素晴らしかった
ストーリー的には浅草フランス座に在籍していた時期が大半なので、時間的には2時間にまとめるのが難しかったと思う
ラストの現在のビートたけしがフランス座の中を歩きまわる回想シーンが凄く良かった
ビートたけしへのリスペクトを随所に感じさせる芸人 劇団ひとりだからこそ撮れた映画だと思う
