元海兵隊員のブラッドは任務で敵の襲撃に遭い重症を負う。帰国後にPTSDに悩まされながらも、妻と共に静かな日々を過ごしていた。
ある日、妻が遺跡の調査でモロッコに赴くが、テロ組織に拉致されてしまう…。ブラッドは単身現地に乗り込み妻の奪還を試みるのだが…。
モロッコとアメリカ合作のサスペンスアクション。
お話しのタイプとしては「96時間」などに代表されるよくある奪還物。
しかし…テンポが遅くて緊張感が出ません。
終盤まで目立つアクションもなく、とにかく平淡…。アクションはクライマックスに集約されている形。
「クィーンギャング」で女性バイカーを演じたセリンダ・スワンさんが奥さん役。いやあ女優さんてやっぱり役柄でホントに変わりますね。
女性バイカーとは全く違う知的な役で印象が全く違い驚きました。
アンディ・ガルシアさんもモロッコのアメリカ大使役で出演。客寄せなので出番は少ないが大御所の風格。
この他にもチョイ役でアーニー・ハドソンさんなど出演でキャストは意外に豪華。
構成が粗くて間延びする序盤〜中盤が面白味がなくてツラい…。
エジプトの大地の風景がとても綺麗。散々、待たされた事が加味されて、クライマックスのアクションはそれなりに面白い。
陰謀を絡めてはいるが特に捻りはなく、展開としては単調で面白味に欠けるのが残念。
それでもまずまずは楽しめた作品でした。
まとめの一言
「巻きこまれ」