たかちゃん

偽りの隣人 ある諜報員の告白のたかちゃんのレビュー・感想・評価

3.9
軍事独裁下の韓国。国家安全政策部が次期大統領選挙立候補者である野党総裁を自宅に軟禁、立候補を阻止しようとする。盗聴チームの3人を総裁の隣家に配置、監視させる。そして暗殺の手助けにも手を貸すことになる。だが、立候補者と親しくなり、家族とも交流、次第に人柄に魅かれ、暗殺から逃れさせようとするが…。
盗聴3人組は悪人らしくなく、これはコメディだったのかと思ったほど楽しい展開が続く。
総裁に頼まれ、警備をかいくぐり、総裁と、その子供を連れて銭湯に行ったり、親しさは信頼関係に変わってゆく。だが、国家安全政策部が総裁暗殺を決行するところから、残酷で陰惨な方向に話は転がって行く。韓国映画には大統領暗殺を扱った作品が多いが、本作はユーモアとサスペンス、そしてスリラー要素も織り込んだ異色作となった。