みや

偽りの隣人 ある諜報員の告白のみやのレビュー・感想・評価

3.8
おぉぉぉぉぉぉぉ、オ•ダルス!

騒動前の作品がようやく公開。
でも、しばらくはスクリーンでお目にかかれなそう。

独裁政権から民主主義に変えるため帰国した野党議員が空港で捕まり自宅軟禁される。諜報部員の主人公は、この議員が共産主義者である証拠を掴むため隣の家に住み盗聴する話。
フィクションと冒頭で断っているものの、モデルにした大統領はいる。それにしても韓国の大統領は近年まで色々ありすぎ。

シリアスな話にコミカルをプラスして、終盤ドーン、そしてハートフルに終わる韓国得意な流れ。当然のように目的のためには手段を選ばない政治家や警察には怒りがわく。
もうさ、韓国で車が突っ込んできて死ぬ時は、事故じゃなくて他殺って法律作ったらいいよ。

大統領候補のオ•ダルスが渋い。
父として、友として、国の代表として、どの言葉にもグッときてしまう。
諜報部員の部下キム•ビョンチョルは、他の作品でもコミカル担当な印象なんだけど好き。

民主主義を勝ち取る作品は涙なしでは見れぬ。
みや

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