くぅー

偽りの隣人 ある諜報員の告白のくぅーのレビュー・感想・評価

4.1
my映画館2021#94  > "チング(友)"って言葉に久々にグッと来て、ラストは泣きそうになりましたね・・・今年の韓国作品のmyベストの余韻

軍事政権下の韓国政府が、民主主義国家を目指そうとする大統領候補を自宅軟禁し、その盗聴と監視を命じられた男の姿を描く社会派サスペンス。

そう、実話の様なリアルな
フィクションで、1985年に実際に起きた軟禁事件に着想を得て・・・欧米作品では時々目にする盗聴のネタを絡めて、巧みに仕上げましたね。

うん、前半はコミカルに仕立て、終盤に行くにつれてシリアスに、そんなクライマックスも大胆なエピソードを盛り込みつつ、涙腺も刺激され・・・また見事に一本取られた感ですね。

なお、キャストでは、まずはチョン・ウ・・・堂々の熱演ぶりで、ついに文句なしの代表作となるかと。
そして、オ・ダルス・・・名バイプレーヤーならではの名演を存分に披露。
さらには、キム・ヒウォンにキム・ビョンチョルにイ・ユビらのサポートもナイス。
くぅー

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