chi

偽りの隣人 ある諜報員の告白のchiのレビュー・感想・評価

3.6
シリアスな映画だと思ってたから前半コメディで驚いた。Filmarksでもコメディ表記になっている。でも後半は一気にシリアスな展開に。個人的にはシリアスな作品が好きなのでもう少しコメディ薄めでも見てみたいと思うものの、どっちも上手いのはさすが韓国映画。
オ・ダルスはいつ見ても良い。

本作はフィクションだが、民主化へと向かうこの時代の歴史に纏わる映画を韓国は多く作っていて、そのどれも胸に迫るものがある。

他のユーザーの感想・評価

風神

風神の感想・評価

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ムービープラス放送分を録画して鑑賞。

前半のコメディっぷりと
後半入ってからのシリアスパート。
そして、さらに思い出したかのように
ぶち込まれるコメディパート。
その振れ幅に、脳が揺れる。

政治的危険人物として
幽閉されている人と
その家族を盗聴する主人公達。
精神的にずーっと、一緒にいるので
つい感情移入してしまう。
自分の現状と、目の前の男が語る理想。
自分の家族と、目の前の男の家族。
主人公自身の暮らしと未来。
息子や家族の為になるのは、、、

政治が身近で、政治の変化が
感じられる国。
政治的円熟味の薄い国。
大統領が個人の欲求に正直で
だいたい私利私欲に走る国。
大統領が変わると結構な確率で
逮捕される不思議な国。
ミャンマーの軍事政権と
対して変わらない気もする。

前半で観るのやめようか思うほど
コメディパートが嫌だった。
夕方のニュースでたまに見る
盗聴機だらけの家。
それを聴いてる人達も嫌。
それが政治に利用されるだけで無く
捏造までする世界。
全く笑えないんですけど。

2023-39
シロ

シロの感想・評価

2.6
「善き人のためのソナタ」みたいなのを想像してたから前半はコメディ調でびっくりした。特に家政婦さんとのかくれんぼ(?)には笑ったわ。しかし急転直下の後半、「愛国心」という言葉がこんな恐ろしいと思ったことなかった。愛国心のためなら何でもしていいのか。ありがちではあるが彼らの友情に胸が熱くなった。
chiro

chiroの感想・評価

-
2023:56本目

前半のコメディパートは
好みじゃなかったけど
後半は良くて
終わったと思ってからの展開は
面白く、笑顔になれるラストだった
たか

たかの感想・評価

3.5
オ・ダルスに感動した。
コメディとサスペンスを両立させる韓国映画の懐の深さ、すげ〜。
森

森の感想・評価

3.5
前半はコメディで後半からシリアスな展開に驚いたけどなかなか良かった。
unkosam

unkosamの感想・評価

3.5
ずっと見たかったヤツ
こないだからこれ系の続いてて胸が苦しい

途中まで単調でなかなか入ってこなくて退屈だったけど最後の急展開が…!
まーる

まーるの感想・評価

2.7
前半のコメディ展開が韓国特有のもので私はあまりお好みではないものの、後半のシリアスに期待して完走しましたが、これまた思っていたシリアス展開より、普通に良いお話だったという印象でした。
ぶん

ぶんの感想・評価

3.6
キャッホーっ!ただいま映画
とにかく凄く久しぶりなんでどんな作品も受け入れられる楽しさ♪ルンルン

思ったよりコミカルだったけどヨシヨシ、久し振りはこの位がちょうど良い。
慣れてない涙腺もやんわり解れたしフフフ

「ご飯食べた?」は優しい言葉だよね😋🍚
コミカルな感じが時々挟まれるのが不思議な感じですが、話はよくできてて最後はほろっとさせます。主役の人は大泉洋風のなかなか味のある人ですね。
エイコ

エイコの感想・評価

3.6
政府の腐敗はなはだしい80年代を舞台にした韓国映画。
自宅で軟禁生活を強いられている大統領候補を、密かに監視するために隣に住むことになった主人公。
人は良いけどバリバリ国粋主義者だった彼が、大統領候補(金大中がモデルらしい)との交流で、どんどん考え方が変わっていく。

「七番房の奇跡」の監督らしく、前半は思いのほか穏やかな感じで進んでいくなって思っていたものの中盤から急展開。
想像以上のことが起こって、こんな目に遭わされても政治活動を続ける意味があるのかと思ったけれど、自分のことより国を第一に考える人がトップに立つべきだってことなのかな。でも限度があるよ。国やらうんぬんの前に心が死んでしまう。
面白いけれど、近い時代を描いた「1987、ある闘いの真実」や「タクシー運転手」とかと比べるとちょっと小粒かな。
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