この作品を観て思うことは、ただただチャドウィック・ボーズマンの死が悲しく、そして残念だということ。
ブラックパンサーの時には感じなかったけど、この作品では彼の演技力の高さが垣間見れます。本作の主人公のレヴィーというキャラクターは、チャドウィックが演じることで見事に命が吹き込まれていました。
まだ若く才能に溢れている役者が亡くなるのは多大な損失だと思います。
まだまだこれからの役者だったのに、本当に残念でなりません。
ブルースの母と呼ばれるマ・レイニーと彼女の曲を演奏するバンドメンバーのお話。
舞台となるレコーディングスタジオと控室で起こるメンバーのいざこざや、レコーディング時のドタバタなどが描かれます。
マ・レイニーの尊大な態度で場の空気は悪くなるし、レヴィーは周りを気にせず勝手な振る舞い。ギクシャクした雰囲気がこちらにまで伝わってきます。
とてもシンプルな設定でこじんまりした作品ですが、逆にそれが作品の良さを存分に引き出していると思います。