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マ・レイニーのブラックボトムのmisuzuのネタバレレビュー・内容・結末

3.7

このレビューはネタバレを含みます

ブルースの母と呼ばれたマ・レイニーとバンドメンバーをメインとした会話劇。
登場人物達のほとんどが黒人であり、会話の内容も人種差別にまつわるものとなっている。
それは演出にも現れており、チャドウィック演じるレヴィーがレコーディングスタジオの隅にある開かずのドアをついに開くもそれはどこにも通じていなかったり、新しく買った靴を何度も踏まれるなどの場面は特に印象的だった。
ラストは悲劇的だが、その後に続く白人のみで構成されたバンドがレヴィーの曲を演奏するエンディングは皮肉すぎてやり切れない気持ちが残った。
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