シネラー

僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッションのシネラーのレビュー・感想・評価

3.5
TVシリーズの第6期も放送開始したので、
"ヒロアカ"の劇場版第3弾である
本作を初鑑賞。
相変わらずの高いクオリティの
戦闘シーンに王道なヒーロー展開に
満足できる映画だった。

物語としては、個性終末論を掲げる
ヒューマライズによるテロが発生し、
世界各国を舞台にヒーロー達が活躍する
内容となっている。
主人公であるデクをはじめとする
爆豪、轟の3人が活躍の中心となる中、
デクとゲストキャラである
ロディが地元警察から追われていく
ロードムービー的な展開もあり、
2人の場面は尊くもあった。
ロディの個性が最後まで微笑ましく、
デクとの良い友情が描かれていると思った。
ロディのゲスト声優である吉沢亮も上手く、
違和感もなくて良かった。
アクションに関しても、
激しい戦闘を複雑なカメラワーク
で描かれている場面があり、
デクやロディの追走劇では
パルクール的なアクションも描かれていて、
非常に満足度は高かった。

不満点としては、
前作や前々作と比べると登場する
ヒーロー達が多人数である為に、
デク、爆豪、轟の3人以外の活躍が薄い
と思うところではあった。
結果として、
登場していても台詞が無いキャラも
散見していて残念だった。
敵との決着も良く言えば王道だが、
根性論過ぎると思わない訳ではなかった。

多くのヒーローが登場する
王道なヒーロー映画であり、
集団による作戦決行は何時の時代も
不変の燃える展開だと思った。
シネラー

シネラー