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ホムンクルスのスクリーンのレビュー・感想・評価

ホムンクルス(2021年製作の映画)
3.5
ホムンクルスとは、頭蓋骨に穴を開けるトレパネーションと言う
手術によって、右目をふさいで左目だけで見ると見える異様な人間の形
だそうで、人の抱えているコンプレックスやトラウマが可視化されたもの
だそうです。
何だか分かるような分からないストーリーと綾野剛&成田凌が共演。
監督が清水崇と言う点に惹かれ観ました。

結局何が言いたいのかよく分からなかった。
伊藤は何故、名越にトレパネーションをしたのか?
自分に自分でトレパネーションをしたのか?
名越に見える自分のホムンクルスに納得出来なかったのか?
名越も伊藤も救われたのか?
見えているものが果たして現実なのか、
覚醒した脳によって作られた虚構の世界なのか?
ラストはハッピーエンドなのか?
うーん、わたしには意味不明(笑い)

でも、綾野剛と成田凌の演技が見ごたえがあり、
引き込まれていった。
綾野剛の最初の記憶を失って表情が無い前半と
トレパネーションによってホムンクルスが見えるようになった後の
驚きと恐怖、そして覚醒していく後半とのメリハリがはっきりしていて
やっぱり凄い俳優だと思った。
また、成田凌も何だかヤバイ人物をホントにヤバイやつってオーラ全開で
演じていて、最近の彼の成長ぶりに驚きました。
(えらそうにごめんない)
ホムンクルスの姿も、色々あって面白い。
自分のホムンクルスも見てみたいです。
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