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ホムンクルスのRenのレビュー・感想・評価

ホムンクルス(2021年製作の映画)
2.0
全然合わなかった...。漫画未読の身として、映画だけ観てつまらんと決めつけると原作ファンから怒られてしまいそうだけどあくまで映画だけ観た感想を書く。

ホムンクルス達のドラッギーな造形は凄く良かった。粗めのモザイクみたいになったり人体が半分に割れたり、漫画チックで下手したらチープにも見えるCGなんだけど面白く見られるデザインで、その辺りは観ていて楽しかった。

肝心のストーリーは、綾野剛演じる名越が特殊能力を得て問題解決する前半が、ホムンクルスの説明に終始したダイジェストのようで既に面白みをあまり感じなかったので、半ば耐えて観る感じになってしまった。石井杏奈パートの、文字の海に溺れていくシーンの集合体恐怖症を煽るような表現は良かったけども。
で、岸井ゆきのが満を辞して登場してからも結構どうでもよかった。役者は何も悪くない。が、あの奇妙な映像だけを楽しみに観ていたのにそれが無くなったガッカリ感。無念の一作となってしまった。
あと今回特に気になってしまったのが、綾野剛の滑舌。ら行がこんなにダ音混じりでしたっけ?これは内容とは関係無いですが。

この映像表現はそれなりに楽しめたので、millennium paradeのMVで観てみたかったりした。あのドラッギーな世界観、PERIMETRONが創りそうじゃない?そうでもないかな。
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