FREDDY

マイ・ロボットのFREDDYのネタバレレビュー・内容・結末

マイ・ロボット(2019年製作の映画)
2.4

このレビューはネタバレを含みます

マリナ・アンドリー・スコップとドラジェン・ジャルコヴィッチが手掛けたSFアドベンチャーである本作は、空に妙な異変が生じていた誕生日の前夜に庭先で一人怪しげな行動を取っていた、30年前にとある"事故"に遭遇した発明家の祖父が謎の光に包まれ上空に連れ去られていく現場を目撃した翌日、母親も病院に運び込まれ困惑していたところ祖父が研究室にしていた地下室で数多くの言語が話せるロボットと遭遇し、30年前に発生した"事故"の真相と対峙した少女ウーナが、ある目的を果たそうとしていた、"ドードー"と名付け親友として迎え入れたロボットの協力を得ながら連れ去られた祖父を探し出すべく様々な困難に見舞われながらも奔走していく様が描かれた作品となっているのだが、印象としては可もなく不可もなくといったところでしょうかね。物語の基盤となる設定は意外とユニークで決して悪くはなかったですし、今作で登場するロボット"ドードー"もまた設定における時代錯誤が際立ち首を傾げるばかりだがキャラクターデザインは嫌いではない。それとウーナとドードーの友情や2人が織り成す冒険の様子もベタではあるが飽きずに視聴はできましたし、暇つぶし程度の視聴ならばそれなりに需要はあるかと。ただ、いかんせん内容が極薄で大まかなあらすじこそは悪くはないが盛り上がりに欠ける展開や物足りなさを感じるアドベンチャー要素は気になるところですし、個人的な感想ではあるが魅力的に感じたのはウーナの聴き馴染みのある着信音くらい。結局のところ本作は何を一番の売りにしているのか首を傾げてしまいました。
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