このレビューはネタバレを含みます
非リア男子、わちゃわちゃ映画。
1箇所、ルッキズムに基づくホモソーシャル全開な会話はあったが、
それ以外に悪いホモソ臭はなく楽しめた。
予告編や紹介記事で成田凌が死んでいることがわかり、
それはネタバレじゃないのか!? と思っていたが、
その先が描きたかったのだと観て理解。
それでもバラさないほうがもっと良かったとは思うが。
リア充城田優の乱暴だけど悪いだけの奴じゃないのと、
成田/浜野謙太の大人しいけど陰湿な対比はうまい。
前田敦子、最初わからなかった!
いい役者になってきているようには感じるものの、
なにを観てもちょっと早口なのは気になり続けている。
自分の中では不死鳥変身がクライマックス。
文化祭の出し物のエピソードが
こう昇華されるとは。
残念CG含めてかなり笑った。
あの赤フンダンスで場が冷えた意味がわからない。
あんなの披露されたら自分なら大喜びなのに。
滝藤賢一のおでん屋が弾けまくっていて、
楽しんで芝居しているのが伝わった。
呑み屋ならまだしも風俗で
友だちがガチ恋入っている嬢を指名するのはナシじゃないかな。
最後に会ったときのやり直し。
全員が当時と同じことをやり直しているだけで、
足並みが揃いすぎていることに少し萎えてしまった。
5人もいるのだから、
もっと違うリアクションを試みる奴がいるほうが
自然じゃないかなぁと思いつつ、
最終的には5人の芝居に引き込まれた。
飄々としている成田もよかった。
前々から藤原季節と若葉竜也の
顔と名前がどうしても一致せず、
本作は両者ガッツリ出ているし、
これで完全に覚えられるはず! と挑むも、
観終わってから藤原と思っていたほうが若葉で、
若葉と思っていたほうが藤原だったと発覚。
もう一生覚えられる気がしない。