MASH

ウェディング・シンガーのMASHのレビュー・感想・評価

ウェディング・シンガー(1998年製作の映画)
4.5
80年代を舞台にしたアダム・サンドラーとドリュー・バリモアのラブコメ。80sのロックアンセムと共に2人の甘い甘いロマンスが繰り広げられる。コメディとしては特別何か笑えるとかそういうわけではないけど、何故かグッと来るものがある。観たら絶対に好きになってしまうような映画だ。

それはやっぱりアダム・サンドラーとドリュー・バリモアの生み出すケミストリーが本当に素晴らしいからだろう。演技がすごく上手いとかではなくて、この2人があまりにもピュアでお似合いで好きにならずにいられない。ちょっと子供っぽくて「運命の人」がいることを信じている。それは現実を見ていないというわけではなく、そういう現実を知った上で「運命の人」が現れると心の隅で願ってしまう。そんな彼らを観客を心から応援したくなるのだ。

80年代のアメリカを実際に過ごしてきた人にはまた違うかもしれないが、コメディとしては正直ピンとこないところが多い(ビリー・アイドルが出てくるシーンは笑ったが)。ロマンスとしても、後半の互いのすれ違いだったりとかの定番中の定番の展開の連続はちょっとウンザリ。でも主演の2人が本当にものすごく魅力的。ちょっと飛行機のシーンはウルっとしてしまった。ラブコメって基本的に好きじゃなかったけど案外悪くないもんだね。あと良い80年代の歌がたくさん流れるので、音楽が好きな人にも結構オススメ
MASH

MASH