いやー、オリジナル脚本でこういう質のいい作品が生まれたというのが嬉しいですね。
監督は『帝一の國』『ジャッジ』『恋は雨上がりのように』などの永井聡さん。
この方の手腕も安定感あって、次作が気になる監督さんのひとりです(^^)
物語はありそうでなかった設定。
売れない漫画家が、たまたま遭遇した殺人現場と犯人からインスピレーションを得て、それを漫画にしたことで売れっ子作家になっていくが…というお話。
思った以上に「リアルな痛み」を描き出してます。
主人公たちが刺されたりするシーンの演出が、結構リアルで本当に痛そうでした…。
そこが苦手な人は一定いるかもですが、たまにはメジャーでこういう作品があってもいいですね。
あと、あのキャラクターの死亡フラグが立った瞬間、この作品やるなぁと思いました。
あの展開はお約束ではあるんですが、やっぱりそのキャラクターが魅力的なぶん、その後の観客の感情移入度合いが変わってきますよね。
今作はその"お約束"の使い方がうまかったなぁと思いました。