owlマン

キャラクターのowlマンのレビュー・感想・評価

キャラクター(2021年製作の映画)
3.6
漫画家のアシスタントとして働く山城は、
たまたま訪れた家で“殺人鬼”と居合わせてしまう...

漫画のみならず“キャラクター”って、
自分と似た者に共感したり、憧れの対象になったりしますよね、それが“善人”や“悪人”と関係なしに...

もし、自分が求めているモノを与えてれるのが...“殺人鬼”だったら..手を差し出してきたら....“善い人”には戻れないとしても...手を取ってしまいそう...人間はそんなに強くないです。

菅田将暉さんに、小栗旬さん、高畑充希さんといった素敵な俳優さんが主要で固める中、“SEKAI NO OWARI”のFukaseさんの演技が良かったですね!俳優デビュー作で“連続殺人鬼”の役なんて、なんだろうか...内側から滲み出る“闇”の部分すらも演技しているような不気味さ...凄い...

やっと小説と漫画も読み終えました!
内容もそれぞれ変わっていて、ラストもそれぞれ違うので...好みのラストを選べますが....映画の“不穏”でじっとりした終わりが個人的には好みです。

小説の一節(割愛気味)の
『殺人ってのは、選ばれた人には伝染病のように移る、インフルエンザのように感染経路なんてしらない、殺人の病を抱えている人なんて五万といる』

“悪意”に感染した人が、後遺症に悩まされ、感染を増やし続ける怖さも感じる...一文でした...
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