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BLUE/ブルーのCOLORofCINEMAのレビュー・感想・評価

BLUE/ブルー(2021年製作の映画)
4.2
●直球ど真ん中のボクシング映画。
東出昌大の目つきが後半、シャープで本当にボクサーのよう。
誰よりもボクシングが好きなのに優しさからか弱さからか受けの心持ちの松山ケンイチ。
最初はモテたい気持ちで軽く始めたが徐々にのめり込んでいく柄本時生。
3人の描き方の妙。
3人のボクシングへの気持ち。
そして、ままらないことへのもどかしさ。
107分。その最近の映画にしては短い上映時間内に過不足なく全てを描きこむ絶対的映画の力。
●オープニング。
タイトル文字の出るタイミングまでの簡潔さ。
ここで、もう引き込まれる。
●『あしたのジョー』両手ぶらり作戦ではないけれど、ステップバックしてアッパー入れる、といった戦法、実際にありそう。(もしかして、ある?)
●そういった意味では当たるか当たらないかのギリギリのところで避けたり、ジャブ入れたり、スウェイバックしたりと実戦に近い試合を写した初のボクシング映画といえる。

●さすがに監督がファンと言っていただけあって、木村文乃のバンテージ巻くシーンよいなー。
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