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定められし運命ののんchanのレビュー・感想・評価

定められし運命(2012年製作の映画)
4.2
Mark!数が少ないです😥
Wikiにも載ってないし、殆ど情報が上がっていませんが、これは隠れた名作じゃないでしょうか🌟
少女目線で描かれた戦争映画。
サクッと観れて、驚く真実を知れます🥺


先ず【豆知識】から
《レーベンスボルン》をご存知でしょうか?《生命の泉》とも言われ、取り扱っている映画は多数。
ナチ親衛隊(SS)がドイツ民族の人口増加と"純血性"の確保を目的として設立した女性福祉施設❗️
なんのことやら?ですが、あくまで建前であり、簡単に言うとドイツ兵の慰安所(もっと深い話がありそう)だった🤔


第二次世界大戦中の1943年。
ナチスドイツに占領されたアルザス出身の17歳の少女アリス(フロール・ボナヴェントゥーラ)とリゼット(ルイーズ・エレーロ)は家族から引き裂かれ、ドイツの労働奉仕施設に送られてしまう。
施設で6か月間の軍事訓練(右手を真っ直ぐ斜め前に差し出し"ハイルヒトラー!"を挨拶代わりにしなければならない😣)を受けた彼女たちは、その後は弾薬工場で働くことになる。
ある日、工場で爆発が発生。アリスとリゼットは事件の嫌疑をかけられて別の施設に移されてしまう。
そこでは厳しい監視の下、看護師として労働することになるが...
その施設は純血なドイツ人を増やすために軍幹部たちの子供を妊娠させられ、その女性が出産するための場所(レーベンスボルン)だった😱

宗教的な要素も含まれているし、生命、運命、試練、奇跡、人生の不思議がしっかりと描かれています。

かなり衝撃的な話なのですが、主役2人の女優がとても良い演技をしています。少女の素直さや美しくも固い友情に心が揺さぶられます。      

辛い場面もあるけれど、ナチスも悪人だけではないのです。足が不自由になったイケメンで心の優しい少佐との関わりが、ラストに向けて花開きます✨

史実が理解し易く描かれているので、かなりお勧めしたい🥺💫
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