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定められし運命のminのレビュー・感想・評価

定められし運命(2012年製作の映画)
4.2
ナチスの労働奉仕施設に強制連行されるフランスはアルザスの乙女2人の物語。

彼女たちの出会いに、足を負傷した少佐との巡り合わせに、リスクを恐れない少佐の叔母の勇気に神がいた。
それ以上に畜生がうようよいるんですけどね。

この手の作品に触れるたび、私だったらこんな狂気の世界で、果たして自分は染まらずに生きられるかを常に考えてしまうのだけれども、出来るか出来ないかの前に、こういう風に生きた人を知るということが大切なのだと最近思うようになった。

修道院で讃美歌が流れ、乙女2人の顔がアップになり交互にピントが入れ替わるシーンがあって、それが絶妙な角度で印象的なのだけれども、ラストもそのシーンだったのがとてもグッと来ました。

観てよかった。
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