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SLEEP マックス・リヒターからの招待状のKYOのレビュー・感想・評価

4.1
大変興味深い試みで見入ってしまい、眠くはならなかった。
長引くコロナ禍、おまけに朝起きたら突然インターネットに接続できなくなっていて苛々(解決済み)…映画館でダイジェスト版だけど、一緒に穏やかな気持ちになろうと意識しながら観た。同じ空間には参加できなくても、少しだけ立ち止まり贅沢な時間を過ごせた気がする。
作中、無形の、その瞬間だけのものに情熱を捧げるリヒターへの称賛の言葉があった。物を大量生産し所有する時代から共感や体験など形として残らないものに価値を置くようになってきた今、リヒターの試みは時代のニーズにとても合っているのだと思う。
パートナーのユリア・マールも素敵な人だった。
いつか「SLEEP」の公演を体感してみたい。
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