『ハードコア』のイリヤ・ナイシュラー監督作品
脚本と製作が『ジョン・ウィック』のデレク・コルスタッドとデビッド・リーチということもあり、書き起こしてしまうととてもない内容のあるストーリーとは言えないけど、テンポ良く頭空っぽにして楽しめる痛快で爽快なアクション映画として非常に良く出来ているので、この評判の良さも肯ける
こういった、舐めてた相手が〜でした系という設定自体に新鮮味があるわけではないものの、細かなカットを繋ぐおしゃれな編集はエドガー・ライトチックであり、スタイリッシュでユーモラスな演出や選曲はジェームズ・ガンやマシュー・ボーンを彷彿とさせるほど
そのうえユニークでキレッキレなアクションを魅せてくれるともなれば文句のつけようがない
そんなアクションも、序盤から焦らしに焦らす過程も楽しめた
それにしても全てを忘れさせるクライマックスは反則
あんなものを観せられちゃうと、細かな所なんかもうどうでも良くなってしまう
強さの設定も絶妙で、ただひたすら無双するだけではないのが秀逸だし、丁度良いやりすぎ具合もツボ
なにより主演の冴えないおじさんを演じたボブ・オデンカークが超はまり役だったというのも非常に大きい
既視感強い父親は『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のドクを演じたクリストファー・ロイドでさすがの存在感
『ハードコア』もめちゃくちゃ面白かったし、イリヤ・ナイシュラー監督は今後もますます期待できますな😇✨
〈 Rotten Tomatoes 🍅83% 🍿94% 〉
〈 IMDb 7.4 / Metascore 63 / Letterboxd 3.6 〉
2021 劇場鑑賞 No.040
