主演のボブ・オデンカークという役者は初めて見たが、冒頭は何とも情けない親父だが、そこから過去の本能が蘇り暴力的な男へと変貌する。
家族からも蔑まされながら、悪党を次々のしていく。
「96時間」のリーアム・ニーソンのように、突如として暴力が顔を出すのが実におかしく、またスローや音楽との絡ませ方が抜群に決まっている。
テンポ良くアクションが繰り出され、退屈になる暇がない。
例えば車のトランクに閉じ込められたシーンも、あっさりと機転を利かせて回避する始末。
この子にはこの親もありで、クリストファー・ロイドが配役されているのも笑える。
ラストの描写から見ても、続編は作られていいはずだし、ボブ・オデンカークにはリーアムの後継者になってほしい。
