「ジョン・ウィック」の脚本家と「ハードコア」の監督ではどちらもどうでもよかった私なので全く期待しないで観たが、強すぎる普通の人設定のリーアム・ニーソンに飽きてしまっているので今まで記憶に残ったことがない主役の冴えない家庭人設定をギリギリまでプロっぽくない芸風で引っ張る闘い方とクエンティン・タランティーノの映画とは似て非なる微妙にダサい選曲(ワザと？)が意外と楽しめた。クリストファー・ロイドの活躍が嬉しいが、誰だか分からない太った老人でしかないマイケル・アイアンサイドにはその容姿に残念というよりはクリント・イーストウッドの変わらなく見せる凄さを改めて思い知る。
シリーズ化されるのならノーバディとイコライザーの競演が観たい。話は荒野の素浪人的な三船敏郎と大出俊みたいな関係性による展開だと尚更良い。
ジェシー・セント・ジェームスを思い起こさせるコニー・ニールセンみたいな人と出会いたいと思うようになった私はもはや老人であります。
