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Mr.ノーバディのNeCoのネタバレレビュー・内容・結末

Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)
3.7

このレビューはネタバレを含みます

ネカフェで見たので、吹き替え版しかなかった(T-T)

ラストシーンを最初に持ってくる系の映画
徐々に解き明かされていく彼の素性に興奮が止まらない

家族にすら舐められるような気の弱い男が、強盗が家に入ったことによって飽き飽きするようないつも通りの日々を脱し、本来の姿を取り戻していく破天荒な物語

タトゥーを見せただけで元軍人を怯えさせたり、バスで迷惑行為を働く若者たちを制裁、徐々にこの男は何者なんだ、、?という興味を掻き立てる
どのデータベースにも存在しない、何者でもないノーバディとしての彼は、家族で見せる顔とは別に、本業はFBIの監査役であった

派手なガンアクションに放火、爆弾や罠、家族を守るためならなんだってやる気概の清々しさと爽快感、見ていて気持ちが良い
仲間と父親までもれなくかっこいい、愉快な漢たちのストレス発散映画

個人的には老人ホームに在籍中の父親がクレイジーなのとか、主人公と父親の言い回しが似たり、無事故継続日数を消して畳み掛けるような返り討ちを見せるところがお気に入り

ラストでは家族からの理解も得られたような描写があり、隠し事なしに裏表のない彼自身の人生が幕を開けたように感じる

下克上チートもの、誰だって滾るものがあるのでは
ニヒルな笑いを享受できるので、良い気分になれる映画だし、内容もストレートなので気負わず見れる
それといつだって事の発端は猫ちゃんだよね
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