有名ブランド、グッチの創業者一家グッチ家のお家騒動と凋落を描いた伝記映画。
ストーリーはグッチ家の崩壊の中心人物であるパトリツィア・レッジャーニとマウリツィオ・グッチの出会いから「事件」までを時系列なぞる単純なものであるが、内容の濃さと編集のテンポの良さで2時間半が全く長く感じられない。
しかし何より特筆すべきなのは豪華俳優陣による演技である。とにかく濃い。キャラがみんな濃い。演技力の殴り合いである。
（ジャレッド・レトは完全にやりすぎてて怪演の領域。お前は北島マヤか。舞台を荒らすな舞台を。あとレディ・ガガとイタリア訛り英語バトル始めるな）
グッチ家の崩壊の裏で実は今まで明かされなかったこんな真実が隠されていた！とか今の世に通じる強い社会的なメッセージがあるわけでもないので、ファッションや出演者に興味がない人にはイマイチ刺激に欠けるかもしれない。
