ねこさかhal

ハウス・オブ・グッチのねこさかhalのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
-
みんなちょっとずつ狂っている、狂っていく。決定的な何かというよりグッチという家名によってじわじわと。ガガ様演じる奥様、純愛から金に堕ち、狂気へと変わる。なんとも絢爛な呪いか…
アダムドライバーさん、腹の中が読めない、いいやつかと思いきや悪い、みたいな役上手いなと。レイしかり。前半の巻き毛にメガネトレンチコートでスクーターが好き。
いとこくん、無能扱いされてだけど、まだましだよな?
アルパチーノの演じるこんなん絶対いるおじさん。ファミリーいうとギャングに聞こえるごめん
音楽いいな。リドリースコットといえば、ブレランかグラディエーターな時代もののイメージだったので新鮮。セットの緻密さは衣装に発揮されてました。最後の決闘裁判でも思ったが、エモーショナルの裏にあるモヤモヤが顔を出すラストのなんとも言えない後味の悪さが上手いな。一人の視点から時代を描くならマーティンスコセッシ(後味は悪でも爽やかに)だが、複数からモヤモヤを生むのはリドスコかも。
ツイッターで、この映画のグッズはGUCCI ?という呟きを見たが今は一族のもの誰もいないんだなぁ…弁護士さんソロのグッズか笑

帰宅したときすれ違ったアパートの隣の部屋の人がGUCCIのカバン持ってて、ぐぬぅとなりました。
ねこさかhal

ねこさかhal