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ハウス・オブ・グッチのukのレビュー・感想・評価

ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)
3.2
世界トップクラスの認知度を誇るハイブランド《グッチ》のお家騒動の始まりから終焉までを巨匠リドリー・スコットが描いた愛憎劇。《グッチ》の栄枯盛衰も描かれる。そして、同族経営で始まった《グッチ》にもはやグッチ家はいないという皮肉な物語。

実話を基に描かれた今作。そして、「最後の決闘裁判」からインターバルを置かずにこの作品を作った御年80歳を越える巨匠リドリー・スコットのバイタリティに敬服する。
そして、3代目社長となるマウリツィオを「最後の決闘裁判」から起用のアダム・ドライバーが演じる。今最もハリウッドに求められる俳優の1人なんじゃないかな?というくらいよく目にする。そして、お家騒動の発端となる女性パトリツィアをレディー・ガガが演じる。ガガの音楽は好きだが、俳優として観たのはこれが初。普通に俳優。というかそんじょそこらの俳優より俳優な気がする。才能ある人はなんでもできるんだな。
極め付けはマウリツィオの父ロドルフォ・グッチの兄であり共同経営者のアルド・グッチ(アル・パチーノ)のどら息子役パオロをジャレッド・レトが演じる。っていうか、マジでジャレッド・レトが演じてるんなんてクレジット見なきゃ気付けないと思う。

どうして、パトリツィアはグッチ家に入ることができ、マウリツィオを殺害するまでに至ったのかは分かりやすく描かれていて、飽きない展開を意識して作られてはいたが...日本で分かりやすく形容するなら昼ドラのような展開がずっと続くのでさすがに上映時間は長く感じた。
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