めちゃくちゃハードなSFでした。アスペクト比が1.143:1のパートが長いので見るならIMAXレーザー/GTテクノロジー一択だと思います。
トイ・ストーリーのアンディはカウボーイやMr.ポテトヘッドで遊びながらこんなハードSFが好きだった、というのはイメージが確かに変わります。とはいえ自分の子供時代を思い返しすと、キツイ言い方をすると”子供を舐めて”子供向けとして制作された映像作品より大人向けに作られた完成度の高い作品の方が刺さっていたので、アンディに理解はできるのですが。
多くのレビューでも言われているように既視感のある描写が多く多かったです。視聴中に2001年宇宙の旅とスター・ウォーズとスター・トレックとエイリアンとインターステラーを連想してしまう度、本作に没入しようとしても一瞬引き戻されるような感覚になりました。
トイ・ストーリー4の壊滅的な終わりに続く5の物語を作ることは難しく、外伝で乗り切ろうとするディズニーの浅はかさを感じました。そもそもキャラクター名をそのまま映画の題材にするというのはプリンセス映画やヒーロー映画の手法であり、MCUで成功したディズニーがその味を占めているのだとは思いますが、スターウォーズも『ハン・ソロ』で大コケしているので、キャラクター主導の映画制作という考えがフランチャイズ全般には通用しないと思うのですが、、、
トイ・ストーリーのバズの台詞やおもちゃとしての仕様はこれでもかと伏線として使用され、回収されていたのでシリーズファンへの目配せは良かったと感じました。