ちくわ

バズ・ライトイヤーのちくわのレビュー・感想・評価

バズ・ライトイヤー(2022年製作の映画)
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私が幼少のころ親しんだ『トイ・ストーリー』シリーズのメインキャラクター・バズが、「なりきり」としてではなく生身の人間として描かれた本作。
オモチャ版のクセつよ男(漢)ではなく、仕事に忠実なナイスガイなバズを見れる。

ほぼオリジナルストーリー。"毒"は少なくなっている。
複雑ではないが子ども向け作品としては難解度高めな空想科学的要素。
年齢層高めの登場人物、そして特に
「色々とできない大人」をマイノリティ的に描いていたのは面白かった。純粋で空振りやすく、話が噛み合いづらく、そして肝心な時に限ってどうでもいいことばかりに興味を向けてしまうのがとてもリアル。トイ・ストーリーの世界では彼らはグッズ化されているのだろうか。
だいぶ硬派で渋めの映画が好きだったんだなアンディ、、
駆け足だったが、王道に向かわないまた新しいカタチの「はみ出し者達のピクサー映画」として良かったんじゃないかと思った。
…あ、宇宙に放り出されてキリキリマイになってた宇宙船にバズが乗り込むところが『ゼロ・グラビティ』みたいで興奮した。
これはほんとに子ども向け作品なんだろうか。。。

バランスより一点突破、という他の方のレビューを見てなるほどなと思った。要所要所で気になるポイントがたくさん散らばっている。
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