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さつきのマドリのkojikojiのネタバレレビュー・内容・結末

さつきのマドリ(2021年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

 2021年制作 監督は「期待の新鋭」と言われているらしい葛里華。他に「今日も、今日とて」がある。
主演は私の好きな映画「アルプススタンドのはしの方」の平井珠生。彼女の独特の演技が見れる。
上映時間40分の短編。 

 面白いけど、物足りない。やっぱり40分じゃあ、ひねりや奥行きが描けない。薄っぺらい感じがした。

 恋に破れて憔悴したさつきが、道端の地蔵に「幸せになるために、男を見極める目が欲しい」と願い事をしたら、突如として男の顔が“物件の間取り”に見える能力が宿る。そこから巻き起こる人間模様を描く。

 物件の間取りとは、条件なのだか、望む条件を叶える男性が選ぶことで、必ずしも幸せにはなれないよという監督のメッセージ映画のよう。

 結局、彼女は間取りの見えない男を好きになってしまうのだから。そういうことかなぁ?ラストは意味深に終わってしまった。

#2022-301
 
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