Jun潤

劇場編集版 かくしごと ―ひめごとはなんですか―のJun潤のレビュー・感想・評価

3.7
2021.07.27

「さよなら絶望先生」の久米田康治原作。
2020年春クール放送のテレビアニメが、劇場編集版として新規場面を追加して公開。
テレビアニメは全て見ましたが、だいぶハマった作品だったので今回鑑賞です。

下ネタ漫画家の後藤可久士は、娘の姫に漫画家であることを隠していた。
娘にバレないように漫画を執筆する日々と、成長した姫が父の隠し事を知る現代が描かれる。

内容的にはテレビアニメとほぼ同じで、90分におさめるべくラストに繋がる場面を残して終盤手前までほぼカット、終盤の展開と謎の回収の場面はほぼそのままに、姫の母の真相と最終回から1年後を追加。

1年以上前に見て以来なので前半についてはこんな感じのノリだったなと思い出しながらも、姫にバレないようにあの手この手を使う後藤先生たちの奮闘に笑いっぱなしでした。
真相についても一度見ていたのでスッと入ってきましたが、改めて見てみても少し分かり辛いような気も。

テレビアニメの方では未消化のまま終わった姫の母についての真相も、描写されていた事故に繋がる腑の落ちるものでしたし、それに関わる病気の件も姫の19才の箱に繋げていて、新規映像はもう文句なし大満足の出来でした。

テレビアニメ視聴中も号泣した、主題歌が流れる場面は今作鑑賞時も変わらず涙腺が決壊しましたし、テレビアニメ同様エンディング曲の「君は天然色」に繋がる追加セリフもまたよきでしたね。

劇場編集版はファン向けの作品と思ってはいますが、サブキャラ達の紹介にもう少し時間かけたら新規ファンももっとわかりやすい作品になるのになと思ったり。
Jun潤

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