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竜とそばかすの姫のshunのレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
3.3
アニメはほとんど観ないのですが誘われて、前情報一切無しで行ってきました。まさかの公開二日目だったとは、、

映像と音楽、歌がめちゃくちゃ美しい。アニメ全然見たことないけどただただ序盤から圧倒された

ストーリーは「美女と野獣」+「レディ・プレイヤー・ワン」みたいな印象。
特に「美女と野獣」は絶対意識してる。バラの花びらとかダンスもそうだしBell(e)という名前や竜も英語では「The Beast」だったし

ベルがとにかく美しいし歌も凄かったです。
すずたちが通う学校の廊下が母校の廊下そのままでびっくりした、

以下少しストーリーのネタバレです

展開や竜の正体の予想はつきながらも結構ストーリーは良かったんですが終盤は色々と残念な部分も、、
特にしのぶくん。彼はいる意味あったのか?ベルと竜の心の通じ合いから恋愛に発展しそうな描写が度々あったけど現実世界ではしのぶくんへの片想いが描かれてる
そこがうやむやになっちゃったのが残念

それとあの兄弟に会えたシーン。そもそも高知から東京まで女子高校生が一人で行くっていう展開が急すぎるしちょっと現実離れしてるなという印象。

暴力親父もあんな威勢よく拳振り回してたのに誰かも知らない小娘から睨まれただけで怯えて逃げ出すか?
あんなに実の息子たちを追い込んだんだから最後まで冷酷な恐ろしいクズ親父を維持してほしかった感じはある。

すずの父親からのメッセージも画面を通じて、では無く駅で直接のほうが良かったような。そもそもたった今おばさんたちから状況聞いて連絡してんのにあまりにも感動的すぎる内容だったなあ。映画内で父娘の関係が全然描かれないから急に長文のメッセージがきて驚いてしまった。
もう少し母親、父親、すずの過去を丁寧に描いてくれればよりすずの気持ちや行動が理解しやすくなったと思う

ストーリーは色々ツッコミどころがありましたが映像と音楽に圧倒された2時間でした。映画館で観て正解
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