Riisa24

竜とそばかすの姫のRiisa24のレビュー・感想・評価

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)
1.6
監督の意図が全部裏目に出てる気がした。
「アンチがいるのは本物の証拠」という台詞にも意図があるのか、自分のやりたい事を詰め込んで収拾つかなくなってる。
『バケモノの子』でも感じた起承転結の乱雑さ、メインテーマの弱さなど、残念なところが多く本当にもったいないと思う。

『歌えない少女→バーチャル世界で堂々と歌い注目されているベル』
『ネグレクトを受ける少年→バーチャル世界で”荒らし行動”をする野獣』
お互いにはっきりと違う「ペルソナ」を持ち、陰と陽で別れた二人、悪と正で影響を与える二人の交流は面白い。
だが、Disney映画『美女と野獣』との類似点が増えていくに従って、監督の自己満に付き合わされてる気がして冷めていった。
"マドンナ"ルカちゃんと、カミシンの駅シーンは酷すぎる。
旧校舎にいた叔母さんたちも、同級生も、父親も、モブを全然扱いきれてないように感じた。

良かったのは鈴ちゃんの"声"ぐらい。
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