「1秒先の彼女」HTC有楽町で鑑賞、劇場で観る初めての台湾映画。事前情報なく見たが、ロマンチックで可愛い掘り出し物だった!
他人よりワンテンポ早い30代女子、シャオチー、一方、ワンテンポ遅いバス運転手、グアタイとの軽いラブコメと思ったら、消えたバレンタインの1日を謎解きするミステリーへの展開は秀逸だった。
最終的に純愛ラブストーリーに繋がる着地も本当に見事だった。
前半のコミカルな各シーンが伏線となり、後半で胸キュンに回収されるのも良い。
燃える夕焼けの中、干潟の一本道を走るバスの美しさ、懐かしい台北の街並み、手紙、私書箱、深夜放送ラジオ等、ノスタルジックな描写が印象的。
後半のグアタイ青年の恋焦がれる想いとその一連の行動は、見方によってはストーカー的でもあり、自分本位で犯罪寸前にも映る。
(賛否分かれると思う)
ラストの「自分自身を愛してあげてください。誰かがあなたを愛するのだから」という監督のメッセージもしんみりとココロに沁みる。
2011年に初訪問した台北にまた行きたくなった。