このレビューはネタバレを含みます
めっちゃ面白かった!
任務中のキケロからはその感情は一切読み取れないんだけど、唯一愛する人(カップ)とその息子と接するときだけ、彼の温かみのある人間性が感じられる。
キケロには障害のある弟がいたが、戦争に巻き込まれ殺されてしまう。「お兄ちゃん!ここだよ!」と無垢な笑顔でキケロの元に駆け寄ってきたところを、ゲーム感覚で射撃する大人たちに撃たれたのだ。
キケロには、その弟とカップの息子が重なるのだ。
各国の緊張感ある取引の様子、キケロのそつがないスパイ活動、非人道的行為なナチスの行為、そして映画終盤の伏線回収ーーーと、すごく楽しめた~!!